THE FIRST ALBUM / VARTTINA
 フィンランドのトラッド・バンドの1st。このバンドを聴くのは初めてです。何度か来日公演もしているし、近年のアルバムはトラッド・ファンにかなり評判良かったようです。…フィンランドのトラッドを聴くのも初めて…アイリッシュとも、ノルウェーとも違うノリです。でも楽しく踊れてしまいそう。女性Voの元気な曲は、どうも子供達が合唱しているような感じに聞こえる。ブックレットを見ると、なんと21人組です@ トラッド本を参照してみると…ティーン・エイジャーの男女を集めて「カレリアのフォーク・ソングを多人数のコーラス・アンサンブルによって再生する」という実験的なプロジェクトだったとか。ともかく、形容しにくいけど、面白い!かも。現在は、メンバーは入れ替わっているようで、人数も10人以下みたいです。来日公演では、SPEEDやモーニング娘。のような…とか形容されています@ ともかく、このアルバムは陽気で楽しい雰囲気に満ちあふれています。そりゃ子供達なんだ、まだ人生の厳しさは知らなくて当然です。って、現在の大人になった彼女ら彼らのアルバムも聴く価値がありそうです。 (純生)


TRAD AT HEART / V.A.
 ALTANら6バンドを集めたケルティック・ミュージックのコンピレーション。ARCADYはメンバー写真を見る限りでは若手のバンド。元気と若さ溢れる軽やかなダンス・チューンをやってます。特徴はないけど。Begley & Cooneyはアコーディオンとギタリストのおじさんのコンビ。アコーディオンのおじさんだけは日本にも来たことあります(ギターのおじさんは病欠で、そのかわりに弟子がやってきた;)。太い指で、ごっつい手なのだけども(って間近で見たわけではないけど、そんな雰囲気)、恐ろしく速いプレイで、しかも力強い音色のアコーディオンのプレイなのです。ここでもライヴで感じたようなプレイを聴くことが出来る。Martin O'Connorもアコーディオンのおじさん…この人のアルバムは買っているので、そちらでじっくり聴くことにします。Begleyのおじさんよりは軽やかなアコーディオン・プレイです。ALTANは2曲ではもの足りぬ。アルバムでたっぷりと聴くべきものです。いや、ライヴで踊るべきです。Gerry O'Connorは弦楽器(マンドリン?)のおじさん。アコギとは違う音色でいて、やたら速くプレイされているのが疾走感あって気持ちいいです。こういうタイプのはアルバムではあまり聴いていないので、一度しっかりと聴いてみたい気持ちになる。DE DANANNは名盤『ANTHEM』からの楽曲。アルバム持っているので、そっちでじっくりと聴きます。 (純生)

UNPLUGGED / THE CORRS
 アイリッシュ・ポップ・バンドCORRSの'99年リリースのアンプラグド・ライヴ・アルバムです。全14曲収録です。もともと、線がない楽器で演奏しても違和感ない曲をやられている人達なので、アンプラグドでも、特に変わったという印象はありません。2ndの曲が多い目に選曲されているところは仕方ないところですが、1stの方がよりアイリッシュのメロディが導入されていて、可愛いメロディだしで、私は好きなので、ちょっと不満ですねー。ま、美人3姉妹が目の前で動いてくれちゃったら、絶対に気に入ってしまうのでしょうけど。あっでも、1曲目の2ndの曲"Only When I Sleep"は凄くいい歌メロで、なんかこのアルバムで再び聴いてとても大好きになってしまったけど。さてさて、凄い驚いてしまう曲のカヴァーをやっています。Phil Lynottのソロ・アルバム『PHIL LYNOTT ALBUM』に収録されていたPhilとJimmy Bainの共作"Old Town"です。もー、選曲の素晴らしさに拍手です。特にMCなしで演奏されていますが、MCでこの曲についてコメントをしてくれていたら、もっといいのにーとか勝手に思ってしまいます。なんで、この曲を取り上げたのでしょうか? とても知りたいです。オリジナルも優しいメロディの曲ですが、CORRSもその優しいメロディはそのままに、でも楽器を替えて演奏しています。鳥肌もので感動しています。Philが残してくれたものはたくさんあるなって。亡くなってから十数年経過しているのに、まだ新しいものに出会えるよって。CORRSがもっと好きになりました。他には、彼女らの定番曲? LIZZYの"Black Rose"のギター・ソロにも導入されている"Toss The Feathers"もやっています。再来日公演が非常に望まれます!  (純生)

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