AIRS AND GRACES / JUNE TABOR
ブリティッシュ・トラッドの女王June Taborの'76年リリースのアルバム。バックはあっても、アコギとかでシンプル。曲によってはアカペラです。力強い歌のみです。ただ、もう何枚か聴いているのですが、みんな同じというか、特にこれといった曲が見つかりません;
歌声に聴き惚れてしまうこともありますが。ケルトは入っていません。 (純生)
CELTIC WAVE / V.A.
'98年にBMGからリリースされたケルティック・ミュージック主体のコンピレーション。中古安売りの中から拾ってきました。まずトップが嬉しいことに"Riverdance"の曲、しかもRiverdanceの初代フィドラーを務めたEileen
IversがTHE BOSTON POPS ORCHESTRAと共演しているものなのです。バックの演奏はめちゃくちゃシンフォニックになっているし、Eileenならではのエレクトリック・フィドルの音色も堪能できます(楽しかった、来日公演も思い出しますね)。てゆうか、この曲は何度聴いても、目頭が熱くなるぐらいの感動を伴ってしまいます。仕方ないっす。James
Galwayはフルート奏者。私、この人のアルバム持っているな; 超有名曲"Danny
Boy"を演奏してます。Aine Minogue…ハープ奏者兼天使のような(どんなだ?)女性Voを聴かせる人。曲調が大人しいくて、シンプルだけども、この歌声はかなり、ぐっときます。Carios
Nunez…スペイン・ガリシア出身の(くねくね)バグパイプ奏者。THE
CHIEFTAINSとの共演曲が収録されてます。CHERISH
THE LADIES…女性ばっかり6人からなるバンドのようです。元ULTRAVOXのMidge
Ure…ケルトなアルバムを作ったしまったので、こんなところに収録されていてびっくり。THE
CHIEFTAINSのイーリアンパイプ奏者Paddy Moloneyも参加している曲です。SHAI
NO SHAI…イーリアンパイプが鳴り響き、フィドルが踊れるメロディを奏でる曲ですが、歌う女性Voは伝統的な唱法ではなくて、モダンなポップス的な歌い方。甘ったるく、そして元気いっぱい。そこがいい。要チェックかも。 (純生)
LIVE IN CONCERT / THE BOTHY BAND
'70年代後期に活動していたDonal Lunnyが在籍した伝統的なケルティック音楽をやるバンドの'96年になってリリースされた(もしかしたらCD再発化がこの年?)BBCのライヴ音源。このバンド、血が騒ぐダンス・チューンをメインにして、歌曲もあったりして、ほんとに基本という感じ。飾り気はないけど。なので、ケルト音楽を聴いたことのない人には真っ先にお薦めしたい。このバンドはDonalが在籍しただけでなく、後にCHIEFTAINSに参加するフルート奏者Matt
Molloyがいたり、NIGHTNOISEで活動する女性VoのTriona
Ni Dhomhnailもいたりします。彼女が歌う"Do
You Love An Apple?"は遊佐未森のライヴで、彼女他のアイルランドのミュージシャンと共演した時に、彼女と遊佐嬢がステージで歌ったという、個人的には思い出の曲。ラストのダンス・チューンは、オーディエンスの声援・歓声も凄く、非常に盛り上がっている様がよくわかります。ぞくぞくしちゃうね。 (純生)