MINSTRELS AND BALLADS / BLACKMORE'S NIGHT
 '01年リリースのバラード・ベスト…でしょうか。邦題は『吟遊詩人のバラード〜ザ・バラード・コレクション』。私は1stしか聴いてないので、初めて聴く曲もあるはずです。割と淡々とした曲が多いかな。てゆうか、このバンドにおいて、何がバラードで、何がバラードじゃないんだ?とか思ったりして。淡々な曲でも、もっと女性Voが上手ければいいのですが、Voの歌メロがやはり弱い。ま、アコギの繊細なメロディはなかなかいいです。エレキ・ギターが鳴りだしてしまうと、普通のトラッドではなくて、Ritchie Blackmoreの音楽だなーと感じてしまう。良くも悪くも。…なんて、このバンドはメタラーには評価が高いようなので、私も厳しく構えて聴いてしまうわけ。じゃなければ、「Voはまあまあだけど、めちゃくちゃ美人だから許す。とてもいい!」とか大喜びしていると思う。ジャケはいいです。 (純生)


WHAT WE DID ON OUR HOLIDAYS / FAIRPORT CONVENTION
 '60年代後期から活動している、ケルトっぽくもあるブリティッシュ・トラッド・バンド。同名のアルバム(たぶん2nd)もありますが、これは'99年にリリースされた初期のベスト・アルバム。ベストを聴くのはこれで2枚目なので、知っている曲も多いです; 全部がケルトなわけじゃないんです。最初の頃はケルトじゃない曲なんか、つまらないと思っていたけど、今は好きです。故Sandy Dennyの歌が聞こえてくる曲も方が、男性Voのよい断然にいいすね。"Walk Awhile"はのりのりのケルトな歌曲。代表曲ですね。同じく"Meet On The Ledge"も代表曲です。今思えば、ケルトを聴き始めた時に、FAIPORTの来日公演だなんて、凄いものを見たなあと思います。 (純生)


THE RETUNR OF PAN / THE WATERBOYS
 アイルランド出身のロック・バンドで、過去にはアコーディオン奏者としてシャロン・シャノンも在籍したことがある。これは'93年リリースの『DREAM HARDER』アルバムからの4曲入りシングル。日本盤です。私が聴いているシャロン在籍時のアルバムは、ケルティックなサウンドをやっていたのですが、ここで聴くことが出来るのは、普通のロックかなあ。悪くはないけど、めちゃくちゃいいわけでもなし。個性的でもないし。VoでありリーダーのMike ScottのVoは甘くていいかも。ソロ名義でも活動するだけのことはあります。サックスとかブルース・ハープが曲により入ったりします。アルバム未収録曲2曲に、デモ1曲。http://www.mikescottwaterboys.com/  (純生)