SHADOW OF TIME / NIGHTNOISE
 遊佐未森との共演で知られる…という表現が適切かは分かりませんが、そんなケルト・バンドの'93年リリースの5作目。私は初めて聴きます。女性Voが元BOTHY BANDの人なんですよね。で、サウンドはインスト重視…といってもテクニカルというわけじゃなくて、良い意味で癒し系ケルト。上品なケルト。踊れないケルト…; それなりに躍動感ある曲もあるけど、正直眠くなってしまいます。これが癒し系に効果か。フィドルも静かになっているだけなんですよねー。つうわけで、面白くありませんでした。     (純生)


RIDE / OYSTERBAND
 イギリスのケルティック・ロック・バンドの'89年リリースのアルバム。これまで数枚聴いてきましたが、特に新しい発見とかいうのはなくて、フィドルとアコーディオン入りのとても楽しいPOGUESみたいなケルティック・ロックをやられています。つまりのところ、おそらくは音楽性は全然変わらない人たちなのだと思います。オープニングの"New York Girls"が一番気に入りました。カヴァー曲みたいですけど。軽快なフィドル・ソロも入ってます。  (純生)


AITARA / VARTTINA
 フィンランドの女性Vo擁するトラッド・バンドの'94年リリースの5th。聴くのは1st以来です。印象に残るのは、複数人の女性Voによる早口のような歌唱。そしてコーラスがとてもきれいです。そして、肝心のトラッドのメロディはというと、そんなにフィンランド独特という部分もなくて、分かりやすいポルカも少ないかも。ただケルトとは違うメロディだということは分かります。曲がバラエティに富んでいて、ワンパターンになってないのはいいです。ただ、個性であったコーラスがワンパターン過ぎるかも(笑)。どの曲でも元気いっぱいで、同じではねえ。もしかしたら一般的には名盤なのかもしれませんが、個人的な満足度はいまいち。ポルカ・メタルFINNTROLLの存在もあるし、フィンランドのトラッドに触れることに対する興味はとてもあるのですが。(純生)