ANGEL DELIGHT / FAIRPORT CONVENTION
 ブリティッシュ・トラッド・バンドの'71年リリースのアルバム。女性VoのSandy Dennyが脱退してからの2作目。とても物足りなさを感じます。Voはメンバー4人が分かっているようです。フィドル弾きまくりな曲もあるし、彼ららしいエレクトリックなギターも聞こえてくるけども、どうにも寂しいですね。タイトル・トラックは軽快でキャッチーな曲…聴き覚えがあるので、代表曲なのかな。他にはこれといった曲は見つかりませんでした。     (純生)


HIPPJOKK / HEDNINGARNA
 スウェーデンのラジカル・トラッド・バンドの'97年リリースのアルバム。日本盤も出てます。前作『TRA!』で歌っていた女性Voが脱退してしまい、男臭いアルバムになっています。非常に残念。ちなみに女性Voはその後のアルバムで復帰しているらしいので、そちらも当然聴いてみたいです。サウンドは『TRA!』同様に、独特の民族楽器による、わりと乗れる前衛的なトラッド音楽。演奏はかなり熱くテンションが高いです。でもGARMARNAと同じと言えば同じ(笑)。淡々と歌う男性Voがはじけたように(狂ったように)歌うのが良かったりします。ただ、やっぱり女性Voにも狂ったように歌ってほしいですね。http://www.cabal.se/silence/nyhedning/index.html    (純生)


KIND PROVIDENCE / JOHN FAULKNER
 Dolores Keaneの元夫であり、連名のアルバムをもリリースしているギタリスト?でありヴォーカリストの'86年リリースの初のソロ・アルバム。これまでに音楽活動を25年もしているのにです。この後にはソロをリリースしているようです。アルバムでは、ブズーキやフィドルなど、全ての楽器を彼がこなしています。Doloresの来日公演を見たのはいつだったか…その時にこの人も一緒に来日していたっぽいです。ま、ともかく才能はかなりある人みたいですね。で、肝心のサウンドの方は、フォークをベースに、ケルティックなメロディを入れた感じ。とても素朴で、正直地味だなーという感じです。いまいちかな。 (純生)