THE SHOUTING END OF LIFE / OYSTERBAND
 ケルトなパンク・バンドの'95年リリースのアルバム。日本盤が出ています。ライナーを読んでびっくり。私はどこでどう間違えたのか、カナダのバンドだと思っていましたが、イギリスのバンドでした; またライナーによると、ネオ・トラッド・バンド…という風に書かれています。で、このアルバムは、これまで何枚か聴いてきた彼らのアルバムの中でも、ケルト度がとても高くて、これまでで一番満足です。メインはフィドルですが、曲によってホイッスルやパイプも入ってきます。元気な曲も、ちょっと静かなメロウな曲にも、必ずやケルトな楽器が絡んできます。これでVoが下品になれば、POGUESという感じ。"Don't Slit Your Wrists For Me"だけは女性Voとのデュエット。 http://www.oysterband.co.uk/    (純生)


THE ACOUSTIC TOUR / SHARON SHANNON
 アイルランドの超美形アコーディオン奏者の'02年のスペインとカナダのライヴの模様を収録した'03年リリースのライヴ・アルバム。何でも期間限定発売…ということなので、日本のケルトなネット通販で2,500円と輸入盤にしてはちょっと高い目ですけど、買ってしまいました。でも、以前のライヴ・アルバム『LIVE IN GALWAY』も会場限定発売とか言って、あとで日本盤出たし…。さてタイトル通り、アコースティックのシンプルな編成で、妹のバンジョー&マンドリン奏者のMary Shannonと、若者ギタリストJim Murrayの3人編成です。音は繊細なのですが、迫力からいったら当然以前のライヴ・アルバムはドラムもいて、フィドル奏者が2人もいるわけで、そちらの方がいいわけです。あと、こちらにはゲストでPauline Scanlonという女性Voが数曲で歌っていまして、まあいい声なのですけど、歌曲はほとんどアコーディオンもホイッスルも聞こえてこなくて、Sharonは休業状態です; 彼女目当てで聴いているのに、彼女不在の曲があるのは不満です。ちなみに何曲あるのか数えてみたら3曲…もっとありそう; それだけアルバム中で目立っているということか; Willie Nelson, Joni Mitchellらの曲をなんです。で、他の部分は特筆すべきこともなく、聴き馴染みのある曲が演奏されていき、Sharonの軽快かつスピーディーなアコーディオン・プレイも冴えまくっております。繰り返すけど、ライヴ・アルバムならば、『LIVE IN GALWAY』の方が断然にいいです。値段も会場売り3,200円と恐ろしく高かったのですけど。    (純生)


THE BUNGEE JUMPERS / SHARON SHANNON
 シングルなんかも出していたんですねー。ってことで、日本のケルトのネット通販のお店から、シングル1枚1,200円のところ、3枚セットで3,000円という値段でゲットしましたー。嬉しいです! ジャケットはSharonがアコーディオンを演奏している写真ですが、もうちょっとましなのなかったのかな; '94年リリースの2nd『OUT THE GAP』からのシングル・カット。2曲入り。タイトル・トラックはとても楽しい雰囲気の明るい曲です。流麗なアコーディオン・プレイにうっとりしちゃいます。もう1曲"Spellbound"はアルバム未収録曲のようで、ゆったりとした曲。後にリリースされるベスト盤には収録されています。 (純生)


BAG OF CATS / SHARON SHANNON
 '97年リリースの3rd『EACH LITTLE THING』からの3曲入りシングル。といっても、タイトル・トラックが3ヴァージョン収録されているだけです。ジャケットはデザインだけで、Sharonの姿はなし…がっかり。オリジナル・ヴァージョンもモダンなプログラミングによるビートが聞こえてくるような曲です。Sharonはこの曲ではフィドルを演奏しています。もう1人フィドルがいるので、2本のフィドルが流れるようにはもっているのがいいです。他の2ヴァージョンはモダンなビートの部分を更に増幅させたような、ピコピコなミックスになっています。こういうのもありってことでは面白いかも。でも、Sharonからは遠く離れていってしまっているような。  (純生)


THE GALWAY GIRL / SHARON SHANNON AND STEVE EARLE
 '00年リリースの4th『THE DIAMOND MOUNTAIN SESSIONS』からの2曲入りシングル。共演者のSteve Earle(おそらくG/Vo)との共演曲です。ジャケットはお二人の写真なのですが、画像が荒くて、かなりいまいち。ブートみたいな作りです。もうちょっとどうにかならなかったのでしょうか; 曲としては普通のほのぼの男性Vo曲のバックでアコーディオンが流れているという感じかな。いまいち。"The Four Jimmys"も同じく4thからの曲。こっちはインストのアコーディオンがメインの曲。ホーンも入ってきます。BBCTHE FITZという番組のテーマ曲のようです。 (純生)