GLENFINNAN (SONGS OF THE '45) / CAPERCAILLIE
 スコットランドの女性Vo擁するケルティック・バンドの'95年リリースのアルバム。なんでも、1745年のスコットランドとイングランドの最後の戦いというべき「ジャコバイト反乱」を扱ったBBCスコットランドのTV番組用に、録音されたバラッド集です。このジャコバイト・リベリオンについては、多くのトラッド・ソングが存在しているとかで、このアルバムに収録されたのはその一部とか。…って、ほとんど日本盤のライナーの要約ですが、知らないことを教えてくれるライナーは嬉しいものです。スコットランドの歴史は正直よく知らないし、映画「ブレイブ・ハート」のイメージだけなんですけど。って、映画はほとんど見ない私が、この映画は3回ぐらい見たぐらいに好きなんです。なので、このアルバム自体も凄く意味が重くなってくるようです。悲しい曲はより悲しく、元気な曲は勇ましい気持ちになれる。実は純粋に音楽的にいったら、彼らの他のアルバムよりも、退屈かなーと思っていたのですけど、ライナー読んだら、気が変わりました(笑)。   (純生)


NO.2 / PATRICK STREET
 アイルランドのトラッド・バンドの'88年リリースの2nd。聴くのは3枚目で、アコーディオンとフィドル奏者がいて、軽やかなメロディ溢れる正しいケルトをやられています。インストのダンス・チューンもあれば、男性Voの歌曲もあるという。特に以前に聴いたアルバムと同じだし、特にいい曲というのも見つかりませんでした。うーん。3枚目ともなると、飽きるのとは違うけど、書くこともないです(笑)。  (純生)


THE LONG BLACK VEIL / THE CHIEFTAINS
 アイルランドを代表するトラッド・バンドの'95年リリースのアルバム。私がこのバンドを初めて聴いたのがこのアルバムだと思いました。多数のロック系のミュージシャンをゲストに迎えています。まあ、このバンドは畑違いのゲストを迎えると、そのゲストの色が濃くなり、そのバックで、このバンドらしい、長閑なケルト音楽が流れているだけということになってしまうのですが、このアルバムも例外ではありません。ゲストは、Sting, Mick Jaggerm Van Morrison, Mark Knopfler, Tom Jones, ROLLING STONESなどなど。ただのケルトじゃないけど、ゲストと上手く融合出来てないって感じる曲もあるし、これはこれでいいのかもしれないけど、正直あまり面白くありません。ROLLING STONESとの曲はエレキ・ギターで"Satisfaction"のリフが入ってきて、やっぱり音は分離しているけど、最後はケルトのダンス・チューンになって、ステップ・ダンスの音も入ってきて、なんかライヴの最後を見ているような聴いているような感覚で、気分が盛り上がります。  (純生)