PAINT THE SKY WITH STARS - THE BEST OF ENYA / ENYA
 アイルランドの女性Voの'97年リリースの全16曲入りのベスト・アルバム。純粋なケルト音楽ではないけど、私はケルトの延長線上で聴いています。ヒーリング・ミュージックとしては、時には癒されることもあったかもしれないけど、とりあえず今はそんなことないかも。キャッチーなメロディをひたすら繰り返えす、可愛らしい感じの曲ばっかり。もっと歌が全面に出た曲もあるのですが、それは単なる歌曲になってしまっていて、つまらない。"Orinoco Flow""Anywhere Is"などなど知っている曲ばかり続きます。16曲も続くと正直、飽きるかも; このアルバム聴いて、初めて好きになるような曲は特にありませんでした…。     (純生)


LAST NIGHT'S FUN / JOHN CARTY
 '96年リリースの男性フィドラーのソロ・アルバム。アット・ザ・ラケットというバンドのメンバーのようです。全てインストで、短い曲ばっかりの全17曲。正しいケルトをやられていて、特に個性も感じないし、面白さもないです。安心して聴いていられますけどね。まあ、ピアノをバックに演奏されると、より軽やかな感じになって、いい気分になれますけど。      (純生)


EACH LITTLE THING / SHARON SHANNON
 アイルランドのアコーディオン奏者の'97年リリースの3rd。基本は軽快なアコーディオンがメインのインストです。オープニングの"Mouth Of The Tobique"は、彼女自身のソロ・ライヴのみならず、大人数によるDonal Lunnyのライヴでも非常に盛り上がる曲で、私も大好きな曲です。ここではシンプルな演奏になっていますが、特にDonal Lunnyのライヴではアンコールで演奏されて、非常にダイナミックな楽曲になってしまうんです。シングル・カットされた"Bag Of Cats"は、デジタルなリズムの音が聞こえてきます。これまでの彼女のアルバムではこんなことはやっていなかったんですよね。なかなか面白いです。そして"Libertango"も彼女のアルバムでは初の試み。歌入りです。といっても、彼女が歌うわけではなくて、他の女性Voによるものですけど。そして、あまり面白くないかも; 日本盤はボーナス・トラック2曲付き。   (純生)