SYNERGY / DEAF SHEPHERD
 '97年リリースのスコットランド出身の5人組の若者ケルティック・バンドの2nd。日本盤が出ています。2人の美人女性フィドラー…一人はVoも兼ねていて、奏法は一緒だけども、ルックスのタイプは違う(笑)。他に華のある楽器はハイランド・バグパイプ…スコットランドのバンドがよく使うパイプですね。やられていることは、正しいケルトで、ダンス・チューン主体で、男性Vo曲がちょこっと。女性Voももっと少しだけ入ります。若者らしく?すっきりとしたスマートな演奏を聴かせてくれますが、熱くなるようなことはないようです。特に個性は感じられませんが、しいていえば、パイプが活躍していることかな。     (純生)


LUNA PARK / KILA
 アイルランドのアフリカ民族音楽なども融合してしまうケルティック・バンドの'03年リリースの同アルバムのサンプラーです。ケルティック・クリスマスの時に配布していました。アルバムからの6曲を8分の時間で聴けてしまいます(笑)。いや、そんな短い時間でも、初めて聴く人には、どこがケルトやねん!という変な音楽性を充分に感じ取ることが出来るのではないでしょうか。楽しいリズム。そのリズムに乗って連呼するように歌う、しがわれ声の男性Vo。日本盤は'04年になってから、DVD付きでリリースされますが、私は既に輸入盤を買っていますので、近いうちに聴けるでしょう。'04年には久しぶりの来日公演も予定されています。  (純生)


IN MY PRIME / NIAMH PARSONS
 アイルランドのトラッドを歌う女性Voの'00年リリースの4th。気が付かなかったけど、来日公演も行っているみたいです。やられていることは、バックの楽器はごくシンプルで、しっかりと歌い上げる人です。むちゃくちゃ歌が上手いです。June Taborみたいな音楽をDolores Keaneが歌ったような感じだなーと思ったら、ケルトのカタログ本にもしっかりと紹介されていて、デビュー時はDolores Keaneの再来と言われたとかって書いてありました。静かな曲が多いので、歌そのものを気に入らないと、退屈かもしれません。私はまあまあ魅了されました。踊れないケルトですけど。    (純生)