WITHIN A MILE OF HOME / FLOGGING MOLLY
 元FASTWAY〜KATMANDUDave King率いるケルティック・パンク・バンドの'04年リリースのアルバム。'04年にはとうとう来日公演も実現しちゃいましたね。確かKATMANDUでも来日してましたよね? 平日だったので私は行けなかったけど、とても見たかったなー。ブックレットのDaveの姿は、髪を短くして、顎髭も蓄えて、メガネかねていて、昔の面影は全然ありません; でも歌を聴けば、ちょっとは思い出すかも。歌唱はパンクなのですけど。で、アルバムとしては、前作『DRUNLEN LULLABIES』と同じで何も変わってません。フィドル、アコーディオン入りのとても本格的なケルトを陽気なパンクでやってます。ま、THE POGUESがお手本です。でも今風に、更にアグレッシヴに、かっこよくしてみましたみたいな。どの曲も元気いっぱい。ケルトのメロディを気軽に楽しめます。ケルティック・パンクってだけで私は嬉しいのに、Voが元メタル畑の人なわけだから、そりゃ思い入れも入りますよね。今後も影ながら応援していきます。 (純生)


THE COLOUR OF AMBER / ANITA BEST, PAMELA MORGAN
 '91年リリースの女性Vo2人によるトラッドのアルバム。Pamela MorganはVoだけでなく、ギター、ホイッスル、フルートなど多くの楽器も担当。かなり昔にLoreena McKennittに続け!という感じで日本でもプッシュされてました。ま、私もだから知っているのですけど。実際のところLoreenaと比べると、そんなに面白くなかったことを覚えています。Loreenaの場合は、Voが神懸かり的であり、更に楽曲も個性的で素晴らしい!のですが、PamelaはVoはそれなりにいいけども、楽曲は普通かなー。で、本作は久しぶりに聴くPamelaのVoなのですが、2人歌っているうちのどちらか分からない(笑)。たぶん太い声色がAnitaなのかな。ブリティッシュ・トラッドの女王June Taborを想起するようです。となるとPamelaは天空舞うソプラノ声の方か。楽曲はとても静かに暗いトラッドが並んでます。シンプルで、Voの引き立て役みたいな。癒し系の音楽だが、元気もなく、あまり私は癒されない。(純生)