ONCE IN A LIFETIME / RUNRIG
 スコットランド出身の'70年代から活動するロック・バンドの'88年リリースのライヴ・アルバム。ベスト・アルバムに続いて聴くのは2枚目です。民族音楽楽器は使われていないのですが、ケルトのメロディを全面に亘って奏でています。ケルティック・ロック…というほど大胆ではなくて、ケルトのメロディ入りロックという程度ですけども。そのケルトっぽさも、スコットランドなせいか、アイリッシュとはまた微妙に違うかな。物足りなさもあるけども、曲の良さがそんな不満を上回ってます。曲の中にはBIG COUNTRYそっくりな曲などもあったりして。そして凄いのほとんどの曲で、サビになると、オーディエンスが大合唱してしまうのです。人気あるバンドなんですね。特にラストのバラード
"Hearts of Olden Glory"での大合唱はぐっときちゃいます。そうそう同郷のトラッド・バンドCAPERCAILLIEに通じるメロディもあります。(純生)


SONGS FROM THE RAIN / HOTHOUSE FLOWERS
 アイルランドのロック・バンドの'93年リリースの3rd。元々はアイリッシュ・トラッドな曲をここのVoがソロで歌ったのを聴いて興味を持ったのです。後から知ったのですが、そのときには日本盤も出ているし、来日公演も行っているような人気あるバンドでした。で、バンド自体にあまりケルトなメロディはないのですよね。そんなところはちょっと不満でもありますけども、流れるようで優しい歌メロがいつの間にか心地よくなってきて、とても馴染んでます。音楽性は普通にロックなのかも。フルート入りのケルトなメロディがちょっと出てくる曲なんかもありますが。サックスとかも入ってきます。そして男性Voの歌い方が個性であり、魅力でしょうか。久しぶりに聴くけども、曲の良さも際立ってます。
(純生)


HOLY BANDITS / OYSTER BAND
 イギリスのケルティック・ロック・バンドの'93年リリースのアルバム。メロディオン(アコーディオン)、ヴァイオリン、チェロ、ヴァイオラを弾くメンバーがいる本格的なアイリッシュ・トラッドのメロディを奏でて、かつ軽快なロック調でやってくれるバンドです。基本はヴァイオリン全開の曲が主体です。POGUESがパンクなのに比べると、こちらはずっと健全な正しいロック。聴くのはもう7枚目になります。まあ、どのアルバムも同じなんですけどね; いいなあと和めるけども、正直これだけ同じだと飽きてきます; まあたまにしか聴かないのでそれでいいのでしょうけども。(純生)





'07.12.04 / It's So Easy