AN IRISH EVENING / THE CHIEFTAINS
 アイルランドの伝統的なアイリッシュ・ミュージック・バンドによる'91年のライヴを収録したライヴ・アルバム。来日公演も見ていますが、まあやっていることは毎回同じ感じで、それがひとつの安心感だったりもします。違うことといえば、ゲストを招いて、それで違うところを見せている感じか。でも、ゲストを上手に自分らの世界に取り込んでますよね。なおかつ、ゲストの個性もしっかり生かしているし。本作にはアメリカのカントリー・シンガーの
Nanci Griffithと、THE WHOのVoのRoger Daltareyが参加してます。"Behind Blue Eyes"はTHE WHOの曲なのだとか。加えて、映像ではないので、あまり意味はないかもしれませんが、ダンス・ミュージカル『RIVERDANCE』でヒロインを務めたダンサーも参加しているのです。踊っている曲もありますけど、見えないとね…(笑)。ラストのダンス・チューンはライヴではいつもそうなのですが、メンバーやゲストのそれぞれのソロ・タイムもある楽しい曲で、もう延々と終わらない感じなのです。それでもって、まるで違う曲をソロでやっちゃうのが楽しいのです。でも、音だけよりか、実際のライヴの方が楽しいのは当たり前ですけど。(純生)


AIR FROM THE HILLS / HOTHOUSE FLOWERS
 アイルランドのロック・バンドの'93年リリースの3rd
『SONGS FROM THE RAIN』からシングル・カットされて、そこに収録されていたアルバム未収録曲を集めたレア音源集。といっても、オフィシャルではなくて、英語ファン・サイトの管理人がいちおうメンバーに許可をとって、CDRとして配布されたもの。更にそれを日本語ファン・サイトの管理人が、日本語解説を付けて、ネット上で販売したもの。実に17曲が収録されてます。どれもアウトテイクとは思えないぐらいにいい曲ばかりで、3rdは一般的に名盤とされているようだし、このバンドが充実していた時期なんだろうなというのをうかがい知ることが出来る。ほんと、いい歌メロの曲ばっかり。アイリッシュ・トラッドな曲なんかもやってます。(純生)


SIDEWAULK / CAPERCAILLIE
 スコットランドの女性Vo擁するケルティック・バンドの'89年リリースの3rdアルバム。聴くのは5枚目になります。まあ、新鮮さもなくなってきました(笑)。基本的には同じ。アイリッシュのそれとはちょっと違ったメロディ。たぶん伝統敵的な音楽をそのままやってます。女性Voが素敵に歌う歌曲、それと軽快なダンス・チューン。だから新鮮味はないけど、単純に楽しめるってのはある。プロデュースは大物
Donal Lunny。(純生)




'08.10.10 / It's So Easy