CHANT ET HARPE CELTIQUE / SOAZIG
 フランスのブルターニュ地方出身の女性ハープ奏者の'85年リリースのアルバム。数曲で歌も歌っている。タイトル通り、アイルランドのケルティックなハープを演奏しています。ハープだけかな。歌は透明感あって、澄んだ声色で、清楚なイメージ。ハープもそんなイメージだけど。まあ、全編に亘って綺麗な音楽。アイリッシュの基本に忠実である為か、新鮮さとかはまるでないですけどね; '89年に
EUROPEAN TRADITIONAL COLLECTIONというタイトルで15作品のさまざまなアーティストのアルバムの日本盤が出ていますが、本作もその1枚としてリリースされてますが、本作もその1枚。’(純生)


THIS IS THE SEA / THE WATERBOYS
 アイルランドのロック・バンドの'85年リリースのアルバム。アイリッシュ・ミュージックを大胆に取り入れたアルバムもあるのですが、本作は普通のロック・アルバムでしょうか。アイリッシュな楽器も使われていません。変わりに大胆にアグレッシヴなサックスなんてのが入ってはきますが。速くて、悪っぽい?かっこいい目の曲もあるけども、長閑なメロディの曲の方が好み。心地よい優しいメロディは、同じアイルランドのロック・バンドHOTHOUSE FLOWERSにも通じるものがあるのね。積極的には聴かない音楽性だけども、聴けば自然と好きになる。(純生)


"BABBACOMBE" LEE / FAIRPORT CONVENTION
 イギリスのトラッド・バンドの'71年リリースのアルバム。女性Voがいません。そして、ひたすら長閑な演奏が続きます。彼らの一時期にある緊張感とかもなし。そして、本作の特徴は曲が長いです。13分とか、10分の曲があります。無駄に長い感じがします。5曲しか収録されていません。よくは分かりませんが、コンセプト・アルバムの類いなのかもしれません。長閑なトラッドで、そんなことをやってしまうチャレンジ精神は素晴らしいとは思いますが、いかんせん長閑過ぎる…。軽快なアコギとフィドルがメインの演奏はとても心地いい自分にさせてくれますが、それは本作に限ったことではなくて、それ以上のことをこのバンドには求めたい。ま、長閑でも、
Sandy Dennyが歌ってくれれば、それで結構満足ではあるが。(純生)


'09.10.01 / It's So Easy