FAR AWAY FROM CONFORMITY / CADAVERIA
 元OPERA IXの女性Vo、Cadaveria嬢擁するデス/ブラック・メタル・バンドの'03年リリースの2nd。1st『THE SHADOWS'MADAME』同様に、かちっとしたギター・リフが気持ちいいぐらいにざくざくしているデス・メタル・サウンドをバックに、デス声のおねいさんが歌うというもの。おねいさんの歌唱はOPERA IX時代とは変化していて、デス声というか、明らかに女性が歌っていると分かるデス声です。それと1stよりも普通声を多用している感じがします。美しい声色も持っている人だけに嬉しいことです。オープニングの"Blood And Confusion"は力強いギター・ワークが素晴らしいです。いや、他の曲もなんですけど、ギターがいい音を出してます。"Omen Of Delirium"はHYPOCRISYの名曲"Roswell 47"に似ている遅く重い曲です。イントロ部分はあまりにも似ているのでカヴァーかと思ってしまいました; 続く"Call Me"は間違いなくBLONDIEのカヴァーです。オリジナルよりもギター・リフを強調させ、ダークな仕上がりにしてます。サビはおねいさんが普通声で歌っていて嬉しいですよ。(純生)


ABYSSUS ABYSSUM INVOCAT / GARWALL
 HOLYレーベルが、またレーベル精神に反して、普通のブラック・メタル・バンドと契約して、アルバムをリリースしたとのことです。何をやっているんだか。そのアルバムの前に、他のレーベルからリリースされている4曲入りミニを聴いてみました。フランスのバンドで、'02年リリース。GAR003なんて番号からすると、自主制作みたいですね。GAR001とGAR002があるのかと思うと、物欲が燃えるのですけど。でもオフィシャル・サイトによると、あとは'99年にデモ・テープをリリースしているだけでした。で、全然期待しないで聴いたのです。まあ、やっているのは疾走命のブラック・メタルです。ギターがテクニカル・デスのようなちょっと高い音色で弾きまくっていて、とても映えてます。それが個性で、そしていいところです。ちょっと得した気分。http://www.garwall.org/ (純生)


THE DEPTHS OF DESPAIR / EVILSPEAK
 ライヴを見た時に買ってきたCDR。13分の1曲"Hell Sweet Black Children"のライヴ音源のみ収録です。ちりちりとした音が耳に突き刺さるストーナー・ロックかなあ。スペイシーな音の雰囲気あり。ライヴではもっと速い曲をやっていたと記憶しているのですが、この曲は適度に遅くてのりのり。Voは吠えてます。Dsは可愛い女の子です。(純生)