WAR VOL.2 / ANATA vs BETHZAIDA

 SEASON OF MISTレーベルが'99年にリリースした2バンドのスプリット。ただのスプリットではなくて、お互いのバンドが相手のバンドのカヴァーを1曲づつやっています。ANATAはスウェーデンのブルータル・デス・メタル。ドライヴ感がなかなか、かっこいいです。でも、個性はありませんけど。MORBID ANGEL"Day Of Suffering"のカヴァーもやっています。BETHZAIDAはアルバム1枚聴いています。ノルウェーのフルート入りブラック・メタルです。激烈なサウンドの中に、いい感じのフルートが響きわたるのがなかなかいいです。スウェーデンのトラッド・ソングのカヴァーもしています。遅いけどなんとなくトラッドっぽい曲を、重苦しくデス声で一生懸命に吠えていて、全然トラッドじゃないところがいいです。
ANATAのサイト→ http://www.varberg.se/~drake/   (純生)


LES CHRONIQUES DE NAERG / BRAN BARR

 フランス出身のケルティック・メタル・バンドの登場です。'00年リリースの1st。自主制作盤のようです。6人組で、ティン・ホイッスル奏者もメンバー扱いで、女性です。いきなり、バグパイプ・ソロがイントロです(パイプ奏者ゲスト・ミュージシャン)。おお、これだけで姿勢を正してしまいそうです。本編はブラック・メタルにケルティックな要素を取り入れた感じ。メインのVoは吠えていますが、普通声のコーラスが入ったり、曲がブレークしてティン・ホイッスル・ソロが延々と続いたりするところが非常に素晴らしいです。CRUACHANの1stに似ている感じですね。バウロンの音も聞こえてきます。疾走するブラック・メタルっぽい曲なのに、ティン・ホイッスルと勇ましい男性コーラスが入る"Pride And Malevolence"はかっこいい。男性コーラスは適度に、ダサイところがいい! ラストの"Righ'Beern"が一番、踊れる曲です。男性Voの力強くいけど、ださいところがいいなー。そして素晴らしいことにWebsiteまであります。そしてリンクのページには「Other Pagan Metal Bands」と題して、SKYCLADやCRUACHAN, ENSALVEDなどのサイトへとリンクがはってあります。
http://www.multimania.com/branbarr/   (純生)


EMOTIONS...DREAM OR REALITY /CASKET

 ドイツ出身の男女Voを擁するゴシック・メタル・バンドの'96年リリースのアルバム。SERENADESレーベルからのリリース。このバンド、何枚出ているのか、これが何枚目なのかは把握できていません; Key入りのゆったりとした美しいメロディの曲調と、清楚な感じのする可愛い女性Voが歌うという感じ(ルックスもいい!)。といっても、女性Voが歌っているのはオープニングの曲だけでしょうか; 他の曲は男性Voで、デス声と普通声。サウンドに整合感もあるし、とてもいいゴシック・メタルですが、1曲目以外は傑出してないのがマイナスで、全体的にはあまり印象に残らなかったりもします。ま、個性的ではないですしね。 (純生)


FALLEN BEAUTY / INNER SHRINE

 イタリア出身の3人組ゴシック・メタル・バンド。'99年の作品。おそらく基本のバンド・メンバーが男性3人で女性ゲストが2人という構成。ヴォーカルは、男性Voがウィスパー・ヴォイスっぽいデス声とふつうのデス声で、女性Voがソプラノ・ヴォイスとクレジットによるとミスティック・ヴォイスというアルトっぽい声。基本的には男女(ウィスパーとソプラノ)のかけあいとなっている。曲のほうは1曲目がかなり強烈。期待感を高めるストリングスでゆっくりとはじまったので静かに聞き耳を立てていたら急展開。ソプラノ・ヴォイスが激しく歌い上げだした。思いっきり無防備だったのでかなりびっくりしてしまった。サウンドはふつうのオペラチック・ゴシックで、メタル色が若干強いかもしれない。他に印象に残る曲は、4,5曲目のピアノの美旋律と7曲目のバラードっぽい曲。これはナキメロにトーク声(男女)をのせてしみじみと聴かせてくれます。全体的にちょっとクオリティにばらつきがあるが、なかなかの出来。メロディは良いし、展開の妙も申し分ない。ところどころメタルっぽいのもいい感じ。ただあとで思い返すと1曲目だけしか心に残っていないという危険性もあるかな 。最後にジャケットですが、これはものすごく綺麗です。表は、砂浜に寝そべる女性2人(それぞれ黒い服と白い服を着ている)に鎖がかかっているという非常に美しい写真で、中面は、真っ白な十字架が整然と並ぶお墓の中でメンバーの男3人が十字架(墓)に抱きついている写真です。  (せりお)


HUMANIC / HUMANIC

 オランダ出身の女性Voを擁する6人組ゴシック・メタル・バンドの'00年リリースの4曲入り自主制作のミニ・アルバムです。ずばり『MANDYLION』の頃のTHE GATHERINGタイプです。"Cry Of Distress"なんて"Strange Machine"を想起しますよ。でも、もっと荒くざくざくしていて、Keyが入ってきて、おねいさんはアネク嬢のようにしっかりと歌う感じ。男性Voもちょこっと入ってきますが、ラップ調に歌うのは勘弁してほしい。あっでも、これはいいです。自主性作でこれなら、今後の活動に期待出来ます。おねいさんは可愛いルックスなのに笑顔で中指を立てています。なおWebsite、内容はちょっとだけですけど、とてもかっこいいですね。I.S.E.サイトもこんなになったら、かっこいいのに。 http://www.humanic.tmfweb.nl/     (純生)

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