ANGELDUST / ON THORNS I LAY
 ギリシャ出身のゴシック・メタル・バンドの'01年リリースの5th。なんと、HOLYレーベルじゃなくて、ギリシャのBLACK LOTUSレーベルからリリースされています。非常にびっくりしました。4th『FUTURE NARCOTIC』がボーナス付きで再発されたのは、契約履行の為だったんですね; そして以前はルーマニアで活動していたようですが、今は出身地ギリシャの戻ったのでしょうか。そのせいなのかもしれませんが、前作で加入したおねいさんも、ヴィオラ奏者のElena嬢もセッション・メンバー扱いになっていて、数曲に参加しているのみです。というわけで、ほとんどが男性普通声によるさっぱりとしたゴシック・メタルになっていて、女性Voもヴィオラも聞こえていません。このバンドは、アルバム毎にサウンドを変化させてきましたが、4thからは女性Voとヴィオラがなくなった以外は変化はないものの、この変化が重要でした。ずばり、あまり面白くありません。魅力的ではありません。あー、つまらない。そんな中にも、以前の面影を残す曲もあります。"Deep Thoughts"はヴィオラではなくて、このアルバムではヴァイオリンとクレジットされているのですが、そのヴァイオリンが流麗に演奏されていて、こんな曲こそを私は望んでいたんだ!というような出来の曲。   (純生)


EQUILBRIO / THE SHADOW DANCERS
 ノルウェー出身のゴス・バンドのアルバム。フィンランドにはTHE SHADOW DANCEというのがいますが、もちろん別バンド。1曲目のイントロがアフリカ民族音楽で、お!と思わせてくれるものの、本編はまっとうなゴス。THE SISTERS OF MERCYタイプ。かちっとはしているけど、メタルっぽい重さはなくて、適度に軽い目。男性Voはなよなよしていて、いかにもゴスの歌い手という感じ。オリジナリティはあまりないです。でも、曲がいいかな。聴いたことのあるようないいメロディの曲が、3,4曲あります。中でも"Revelation"という曲はピアノのメロディが心地よく、更にギターのメロディも流麗です。これは名曲指定です。  (純生)


THE SERPENTS DANCE / SERENADE
 おそらくはイギリス出身のゴシック・メタル・バンドの'01年リリースのアルバム。ひたすらどんよりとしていて、そこに美しいギターが鳴り響きます。ミディアム・テンポ主体の楽曲。曲によってはアコギやピアノ入り。Voは低いデス声。むむむ、あまり特徴ないなあ。暗い中にメロディは映えているけど。 (純生)