CANDLELIGHT COLLECTION VOL.5 / V.A.
 レーベルのサンプラーです。ジャケットにZYKLON のあのロゴが使われていたので、おぉ、かっちょいいと思って、ただそれだけの理由で買ってしまった一枚(爆)。参加アーティストは、INSOMNIUM が2曲、KAAMOS が2曲、EMPEROR が2曲("The Tongue Of Fire"、"Grey")、CENTINEX が2曲、SOURCE OF TIDE が2曲です。ただ、ラストにEMPEROR のCD ROM VIDEO TRACK "Empty"が収録されていて、これがかなりかっこいい出来。最終作に付いていたのかどうかは不明(国内盤にはなかったです)なので、まァ観れてラッキーという感じ。    (くれ)

THE JOURNEY'S END / AGLAROND
 メキシコ出身のゴシック・メタル・バンドの登場です。'01年リリースのアルバム。8人の大所帯で、そのうち女性Voが2人(歌声は1種類しか聞こえてこないような気もするが)、女性Key奏者が1人います。サウンドは透明感あるシンセでしっとりと、ゆったりさを際立たせた正調ゴシック・メタルです。ヴァイオリンもちょびっと入ってきます。メインは男性デス声ですが、女性Voがとってもかわいく歌ってしまう曲もあるんですよー。オペラちっくになんて歌えません。上手くなんても歌えません。でも、可愛く優しく歌っているからいいんです。"The Gift Of Darkness", "Dark Steram"という曲はそんな曲で、この2曲はかなり萌え。ヴァイオリン+ドラマティックなピアノが印象的な"Lady Of The Valley"はまるでTRISTANIAみたいだ。女声がない曲もかなりいけます。全体的にはかなりいい。こういう正しいゴシックは評価です。   (純生)


THE MONOTONOUS MOMENT OF A MONOLOGUE / ARGAILE
 HOLYレーベルから'02年にリリースされたニュー・バンド。これまでHOLYのサンプラーとPARADISE LOSTトリビュートに1曲づつ提供していたものの、バンドのバイオなどは伏せられてました。が、本作で正体がはっきりしました(ただのニュー・アクトならこんな前ふりはいらないわけですが;)。MISANTHROPEのG/VoのS.A.S del'ArgiliereとBのJean-Jacques Moreacの2人によるプロジェクトだったわけです。HOLYレーベルの社長でもあるJean-JacquesがBとDsも兼ねています。MISANTHROPEと何が違うかというと、近年のMISANTHROPEには華麗なメロディと疾走感があるのですが、ここにはありません。ダークで、だらだらしたゴシック・メタル。CELTIC FROSTっぽいゴシック・メタル(Jean-Jacquesが裏ジャケで着ているTシャツはCELTIC FROST)。そう初期MISANTHROPEがやっていたようなことです。だらだらした中にも魅力的なメロディはあるし、速い曲もあります。シーンを無視したオリジナリティあるサウンドが非常に素晴らしいです。DARKTHORNE"In The Shadow Of The Horns"のカヴァーもやってます。こんな良質なアルバムをリリースする限り、MISANTHROPEとHOLYレーベルは永遠に不滅です。今年のベスト・アルバム10に入れたい1枚。   (純生)