FAZIUM ONE / DIVISION ALPHA
 HOLYレーベルがこれまでリリースしたアルバムの中で、一番つまらない、というか唯一どうにもならないアルバムを紹介しましょう。私はリリース後すぐに買いましたが、ユニオンでは300円ぐらいで新品が買えます; '99年のリリースで、出身国などのクレジットはありません。どうでもいいことですが、コンセプト・アルバムのようです。無理矢理こじつけるなら、デジタル・ゴシックという感じでしょうか。だらだらしていて、無機質なデジタル音が出ています。男性Voが歌います。歌メロというものはちょっとだけあります。いいところが全然ない非常につまらない音楽です。それなのにビデオ・クリップとかも収録。HOLYレーベルでは初の試みじゃないですか? 他のアルバムで収録してくれればよかったのに! 先頃2ndが出ちゃったみたいです。  (純生)


MORD NICHT OHNE GRUND / EWIGHEIM
 ドイツのエレクトリック・ゴシック・バンドの'02年リリースの1st。メタルではなくて、ゴスの方のバンドみたいです。男性Voが暗く、でもいい歌メロで、ドイツ語で歌ってます。ドイツ後で歌われるだけでかっこいい!とか思ってしまう。デジタルっぽい音もあるけど、ピアノやシンセによるエモーショナルな部分もある。オーケストレーションがないLACRIMOSAという感じであろうか。ラストの"Ewigheim"が元気なのりのりナンバーで心躍ります。http://ewigheim.here.de/   (純生)


SERPENTINE / FLOWING TEARS
 ドイツの女性Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'02年リリースの4th(おっと、2ndと3rdの間にミニ・アルバムも出てるみたいです)。基本路線は変わってません。暗く地味なゴシック・メタル。おねいさんの声は低い目で地味さに更に拍車をかけている感じ。歌メロはいいんですけど。…と思ったら、今回のアルバムでは若干変わっているように感じられます。元気な曲が増えてきたような。タイトル・トラックなんか、のりのり路線ですよ。楽曲だけでなく、おねいさんのVoスタイルもちょっと変わっているように感じます。そういえば、おねいさんもこれまでに比べると、きれいになったなあ。これまでのような暗い曲も、元気な曲があるせいで、より映えてきています。ずばりこれまでの彼らのアルバムの中で一番気に入ってます。   (純生)