SHARE / ETERNAL ELYSIUM
 名古屋のドゥーム/ストーナー・ロック・バンドの'02年リリースの3rd。聴くのは1st『FAITHFUL』以来ですが、その間にライヴは何度か見ています。ライヴはだらだらしていいのですが、ステージでのメンバーの振る舞いとかのかっこよさに目を奪われて、曲の良さというのはあまり感じない。いわゆる普通のストーナーをやられちゃっているかなと。1stは違ったけど。で、このアルバムもオープニングの"Schizy"はそんなストーナーな曲。続く2曲目もそんな…うーん、いまいちかなと。でも、3曲目"Movements And Vibes"は全然違うタイプの曲。ストーナーの範疇から抜け出してはいないと思うけど、もっとリズムがびしっとしていて、アグレッシヴでかっこいい曲。"Dogma"は同じ歌詞を繰り返えしたり、吠えるように歌うので、アフリカンな感じ? 変な曲で好きです。他の曲も普通じゃなくて、なかなか面白いです。ストーナーでもみんな同じじゃない。私にそういう考えを持たせてくれて、更にストーナーへの興味を大きくしてくれそうなアルバムです。大好きななったところで、久しぶりにライヴ見たくなってきた。   http://www.soybean.co.jp/EE/  (純生)


TRAUMATICON / EXHUMATION
 ギリシャのメロデス。'99年リリースの3rd。HOLYレーベルなので買ってます。当時、ボーナス・トラック付きで日本盤も出てまして、HOLYにしてはかっちょいいメロデスなので、それなりに売れたんじゃないのかな。私は日本盤買っても仕方ないので、当然HOLY盤です。ま、日本盤の方も欲しいですが、そのうち中古で買えればいいや。で、サウンドは良質だけども、特に面白みがないメロデス。普通のメロデス。Fredrik Nordstromプロデュースなので音はいいんですよ。うーん、特筆すべきことはないかな。なお、バンドはこのアルバムを最後に解散してしまったようです。  (純生)


OPUS III: AD CAELESTIS RES / FORLORN
 ノルウェーのヴァイキング・メタル・バンドの'99年リリースの2ndフルレンス。ジャケットはヴァイキングの格好をした男が宇宙をバックに飛んでいるもので、ヴァイキングは止めて宇宙に飛び立ってしまったんだなと、このジャケットを眺めながら聴くことになります。あの魅力的なトラッドのメロディ、ヴァイキング・メタル魂はとこに行ったのですか? ほのぼのとしたメロディを持つ曲は8曲中2曲ぐらい。それもちょっとだけ。あとはぎゃーぎゃー叫んでいて、ブラストでうるさいだけのデス・メタルという感じ。正直、つまらなくて、がっかりしました。大好きなバンドだったのに。そして、どうせ宇宙に行くなら、スペイシーなことをやるとか徹底してほしかった!?    (純生)