THE UMBERSUN / ELEND
 フランス/オーストリアの雰囲気ものゴシック・バンドの'98年リリースの4th。3rdまでのHOLYを離れて、MUSIC FOR NATIONからのリリースになっています。1st, 2ndに続く3部作の完結編ということで、基本的な音楽性は同じです。美しくも暗黒な雰囲気漂うオーケストレーションをバックに美しいソプラノVoと男性デス声が絡み合います。更に本アルバムでは30人ものクワイアがバックで歌っています。クワイアの厚みが凄いです。ソプラノが優雅に歌われているのに対して、男性Voは苦悩に満ちあふれたような叫び的なのが、とても狂気性を持ってます。怖いです。改めて、この人達は凄いことやっているんだなあと再認識。3部作の最後で、これまでよりも一回り素晴らしいものに仕上がってます。   (純生)


WINDS DEVOURING MEN / ELEND
 こちらは'03年にリリースされた復活作。当初はPROPHECYからリリースされていましたが、HOLYからもリリースされているようです。私が手にしているのは前者。変わってしまいましたねー; 女性Voはなしです。数曲で、それっぽいのが聞こえてくる程度ですが、もしかしたらシンセかも。男性Voも普通声で暗く歌っています。もっと昔みたいに感情出して叫んでよ!なんて思いたくなります。そしてサウンドにも変化が。一部でDEAD CAN DANCEっぽい、エスニックな民族楽器が目立っていて、更にドラムの音が入ってきています。ドラムというか、原始的な太鼓みたいな感じですが。暗く美しい音楽ということではこれまでと同じですが、怖さとかプラス・アルファの部分がなくなっちゃいましたね。新しい音楽へのチャレンジはいいことだと思う。そして、いいアルバムとは思う。けど、ELENDのアルバムとしては満足出来ません…。  (純生)


FEINT / EPICA
 元AFTER FOREVERのギタリストによる、オランダの女性Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'03年リリースの1stからの2枚目のシングル。4曲入り。未だアルバム聴いてないけど…ま、いいか。クレジットを見ると2枚組仕様のようなので、小躍りしたのですが、開けてみたら1枚だけしか入っていません…もう1枚はこれから出るシングルのようで、それを入れてね!ってことでした; アルバム収録曲2曲に、未収録音源が2曲。タイトル・トラックはじっくりと聴かせてくれる曲で、シングルなのに、がつーんとこないなーという不満はあるけど、いい曲に違いはありません。ただ、他の曲もそこそこいいのですけど、本家AFTER FOREVERに比べると、印象薄い…。雑な言い方をすれば、やられていることは、本家と同じで、聴いていて驚きもないし。救いなのは、ジャケ裏のおねいさんが、1枚目のシングルよりも、美人に写っていること。 (純生)


CUMBERSOME / EVENFALL
 イタリアのゴシック・メタル・バンドの'02年に出された作品です。妙に、このEVENFALLとEVENSONG、名前が似ていますが、このEVENFALLは、EVENSONGがクサクサ・ゴシック・メタルなのに対して、王道なゴシック・メタルを演っています。つまり、女性ヴォーカルが中心な、ゴシック・メタルです。結論的に、このEVENFALL、自分、そこそこに、気に入りました。  (クサブラメタラー)


MYSTERIUM / EVENSONG
 ハンガリーのゴシック・メタル・バンドの'01年に出された作品です。なんか、バンド名が、ありふれてそうなバンド名??ですが、中身は、もう、自分的には、「たまらんですたいっ!!」ってな感じな、シンフォニックなゴシック・メタルを演っていますね(ていうか、このバンド、クサすぎです…/大汗)。なんて言うか、この作品、「多少、遅くても、メロディーがクサければ、良いっ!!」って人や、死ぬほど、シンフォニックな音が、好きな人には、オススメな、一品ですね。自分が、この作品を、初めて聴いた時は、あまりにものクサさに、笑ってしまいました…(大汗)。   (クサブラメタラー)