SUNWAR THE DEAD / ELEND
 フランスの雰囲気ものゴシック・バンドの'04年リリースの6th。5th『WINDS DEVOURING MEN』同様にPROPHECYからもリリースされていますが、私が手にしたのはちゃんとHOLY盤です。デジパック盤なのですが、一回り大きく(収納に困りそう?)、CDは更に紙製ケースに入っているという念の入りようです。初めて見るタイプです。PROPHECY盤はどうなのでしょうか? HOLYマニアとしては買わなくちゃだめ? で、サウンドも基本的には前作同様ですよ。ジャケットデザインも同じっぽくて、前作が赤に対して、本作は青。普通声の男性Voがメインです。ただ、前作と違っていいのは、女性Voが数曲で入ること、それとこの危機迫るようなアグレッシヴなサウンドが素晴らしいです。怖さすら感じます。心が落ち着きません。たっぷりと不安にさせてもらえます。この点ではリズムが入っているからか、初期3部作よりも凄いかも!というのは言い過ぎ? ま、過去の曲を今風にしてリズム入れたと言ってしまえば、それまでなのかもしれませんけど。ともかく前作にがっかりしたあなたにもお薦めします。(純生)


UUMENISSA / JAAPORTIT
 フィンランドのたぶんダーク・アンビエントの類のアルバム。'98年にCDR、'99年にカセット・アルバムをリリースしているだけなので、'04年リリースの本作が事実上のデビュー・アルバムなのでしょう。シンセによるとてもゆっくりとした暗いインスト音楽。1曲における起伏はあまりありません。アルバム後半にはリズムが入ってくる曲や多少盛り上がる曲もあります。正直、こういうのは聴かないでもいいと思う; http://www.jaaportit.net/ (純生)


SOUNDS FROM BEYOND THE SILVER WHEEL / DARK MUSE
 出身国分かりません。'01年リリースの女性Vo擁する雰囲気物ゴシックのアルバム。淡々とした民族音楽っぽい打楽器のみをバックに気怠く女性Voが歌ったり、ダーク・アンビエントな退屈な音楽をバックにふわーふわーと歌っていたり、女性Voが入ってこない9分もの超退屈なダーク・アンビエントな曲だったり、11分ものまさにフューネラルな雰囲気のダーク・アンビエントな曲を魔女のように(ってどんなだ?)女性Voが歌ったり…とそんなサウンド。女性Voがなければ超どうでもいいかもしれない。ちなみにおねいさんは正しい美人っぽい。(純生)