DANN HABE ICH UMSONST GELEBT / L'AME IMMORTELLE
 オーストリアの男女Vo擁するエレクトリック・ゴシック・バンドの4th。初期とは違って、ピコピコな音のままですが、歌メロが強調されてきているかな。シングルで先に聴いている"Judgement"はおねいさんのじっくりと、でもテンポよく歌い上げる歌メロがとてもいいです。名曲ですね。"Epitaph"は男性Vo曲ということで、わりとどうでもいいのですが、初期はデス声だったのに、しっかりと普通声で歌ってますよ。"Life Will Never Be The Same Again"は1st収録の名曲のリメイク…1stの中で唯一歌メロがある曲で、その切なく歌メロに何度となく、くらくらした私。リメイクされて、もっといい音で聴きたいなんてことを感想に書いていたけども、このアルバムでリメイクされていたとは! しかもLONDON AFTER MIDNIGHTのメンバーが参加してます! たぶんデュエットで歌っている男性Voですね。それとオリジナルにはないヴァイオリンが鳴り響いていて、ますます感動的。何度でもぞくぞくしてしまいます。それにしても、Sonja嬢は美人な上に、とても美しい声をされていて、改めて萌えまくりです。(純生)


TALES OF THE WOODS...THUS WAS WRITTEN / THALARION
 スロバキアのゴシック・メタル・バンドの'98年リリースの1st。これ以前にもデモ扱いでは2枚のフル・アルバム・サイズのをリリースしていますけど。この時はまだ女性Voはゲスト扱いなんですね。2nd『FOUR ELEMENTS MYSTERIUM』も3rd『TUNES OF DESPONDENCY』もアグレッシヴさをも持つ男女Voゴシックの名盤扱いにしていますが、いやはや本作もなかなかいいですよ。アグレッシヴなパート、疾走パートもあるけども、とてもシンフォニックでゆるくてメロディアスな部分が印象的。メインは男性デス声ですけど、女性Voもちょっとだけ入ってきます。うん、2ndや3rdから、印象的な女性Voの歌メロを除いた感じで、1stだからだめだめなのも仕方ないよねーなんてことはなかったです。買ったよかった。(純生)


EERIE EMOTIONAL MUSIC / V.A.
 ドイツの叙情的、トラッドなゴシック・メタル・バンドが多く所属するPROPHECYレーベルのサンプラー。私は中古をELENDが入っている!という理由で、いい値段で買ってしまいましたが、サンプラー扱いみたいなので、有料でも数百円で売っているみたいです。個人的にも注目レーベルなので、自分の為に初めて聴くバンドにはコメント付けていきます。TENHI…暗い暗い。ホーンとかも入ってくる、アバンギャルドでフォークなサウンド。男性Vo。いきなりPROPHECYらしくて嬉しい。BLAZING ETERNITY…アコギが叙情的で、でもサビではとても盛り上がってくれる。熱い! 男性普通声Voもいい声色してる。THE VISION BLEAK…やっと聴きます。シンフォニックで大仰なゴシック。男性Voが低いゴシック声。PROPHECYっぽくない前向きな明るささえある。ELENDは後にはHOLYからリリースされた『WINDS DEVOURING MEN』からの曲。AUTUMBLAZEはアルバム収録とは違うヴァージョンを収録みたい。EWIGHEIM…朗々と暗く男性Voが歌い上げます。バックはピアノ入りでドラマティックな感じ。GREEN CARNATIONは60分1曲だけの2nd『LIGHT OF DAY, DAY OF DARKNESS』から7分を抜き出したもの。そんなに好きなアルバムじゃないけども、だんだんと盛り上がっていく展開といい、そして印象的な女声コーラスもですが、しっかりと記憶に残っている。やっぱり名盤だったのかも? 他には既に聴いているANTIMATTER, LEAKH, EMPYRIUMを収録。(純生)