ANEW / DELIGHT
 ポーランドの女性Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'04年リリースの4th。私が手にしたのは英語盤ですが、ポーランド語ヴァージョン盤
『OD NOWA』なんてのもリリースされています。Key奏者のおねいさんが脱退しちゃっていますよ。そして3rd『ETERNITY』から、音楽性が変わってしまいました。え?DELIGHTですよね?という感じで以前とはまるで違う印象。なんというか、ヘヴィ・ロックみたいです。美しいメロディとかまるでなしです。ごつごつしているサウンドです。ピコピコもしてます; こりゃKeyのおねいさんの入る隙間もないような。ま、新しいKey奏者のお兄さんはいるのですが。サウンドに負けじと美声のおねいさんが力強く歌っていますが、なんか魅力薄くなってしまいましたよ。新しいことにチャレンジするその心意気は素晴らしいことですが、でもあくまでもゴシック・メタルの中で表現してほしかったです。正直がっかり。次作での返り咲きに期待します。(純生)


ISHATI / RAJNA
 フランス/チベットの女性Vo擁する民族音楽系ゴシック・バンドの'99年リリースの1st。
HOLY契約前に、フランスのPRIKOSNOVENIEレーベルからリリースされたものです。少し前にアメリカのPROJEKTレーベルが'01年に再発したものは入手していますが、オリジナル盤を入手できて、物欲的にはとても満たされました(笑)。ジャケットが違うという点がポイントであります。ジャケ同じならば、買わないと思う。中身の方は既に聴いているので、特に改まった感想はないのですが、このバンドの場合はみんな同じ!(笑)なので、初めて聴いたとしても、さして驚きはないかも。昔から良質のエスニックな音色をぷんぷんさせているDEAD CAN DANCEみたいなことをやられてますよ。初めて聴く人にとっては、どのアルバムでも、とても新鮮に聞こえることでしょう。私も記憶をリセットして聴いてみたいものです。(純生)


THE VAMPIRE CHRONICLES / THEATRES DES VAMPIRES
 イタリアのブラック/ゴシック・メタル・バンドの'98年リリースの2nd。今でこそ、女性Voを全面に出して、シンフォニックなゴシック・メタルをやっていますが、初期はもっとブラック・メタル色が濃いですね。男性Voがかなりゆるいブラック声で歌い、ゆるいシンフォニックで、ゆるい疾走で。これをブラック・メタルとしたら、ゆる過ぎる!と怒られるかもしれませんが。大仰なシンフォニックなところはCRADLE OF FILTHをゆるくした感じ。あくまでも、ゆるい!というのがポイントであります。でもゴシック・メタルとはちょっと違うという感じ。なので、私が好きなのは今の音楽性であり、初期はあくまでも参考程度に聴くという感じ。イントロに続く
"Enthrone The Dark Angel"は女性コーラスがらーらーらーなんて入ってくるあたりが予想外でとても面白いです。他には特に気になる曲はなし。(純生)