LIVE REPORT



Mike "Tapping-Ninja"
Gerrero <G>

Chris Kessler<G>

Eric Becica<B>

Vince Rage<Ds>
2001年10月22日(月) 町田Play House
ここのところ、10年前なら考えられなかったマニアックなバンドやアーティストがどんどん来日し、小規模ながらクラブ・ギグを行なう機会が増えているが──先日、アン・ボレインがまさかの日本初上陸を果たした。アン・ボレインといっても、若い世代のリスナーは知らないかもしれない。しかし、'80年代にHELLIONというHR/HMバンドを率い、WARLOCKのドロ・ペッシュやCHASTAINのレザー・レオーネ、TERRA
ROSAの赤尾かずえらと共に、パワフルな女性メタル・シンガーの代表格として人気を博していた彼女は、かのロニー・ジェイムズ・ディオのマネージメントに迎えられたこともあり、HELLIONの最終作『THE
BLACK BOOK』('90)は日本リリースされたこともあった。残念ながら、'90年代初頭にHELLIONが自然消滅した後は目立った活動を行なっていなかったものの、近年になって、自ら主催するNew
Renaissance Recordsを再始動させ、こうしてANN
BOLEYN BAND名義での活動を本格化させていたのである。
今回、アンのバックを固めていたメンツは、マイク・ゲレロ<G>、クリス・ケスラー<G>、エリック・ベシカ<B>、ヴィンス・レイジ<Ds>という4人。いずれも無名に近いプレイヤーばかりだが、“タッピング・ニンジャ”との異名を持つギターのマイクは、以前にも楽器フェアやM.I.
Japanの招きでギター講師として何度か来日経験があり(『Young Guitar』誌にインタビュー記事が掲載されたこともあるとか)、また、加入12日目だったというベースのエリックは、AC/DC型バンドとして'90年代初頭にメジャー・デビューを飾ったRHINO
BUCKETの元メンバー(ごく初期に在籍していたらしい)とのこと観客動員に関しては、。東京2回公演のうち町田では少々寂しいものがあったとはいえ、逆に熱心なファンが集結したことから、ライヴの盛り上がり自体はなかなかアツかったことを、まずは強調しておきたい。
ホルストの『惑星』から勇壮な「火星」がSEとして流れる中、赤毛を編み込み、魔女ちっくな黒マントにセクシーな黒スパッツ姿のアンが登場。1曲目はHELLIONのファースト・フル作『SCREAMS
IN THE NIGHT』('86)のタイトル・ナンバーだ。意外に小柄だったアンだが、パワフルな歌唱は往時のイメージのまま。随所でキメるシャウトにゾクゾクさせられる。続いて、やはり『SCREAMS〜』からの「Bad
Attitude」と、'83年リリースのごく初期のシングル曲「Driving
Hard」がプレイされ、4曲目に必殺のパワー・チューン「Run
For Your Life」が炸裂した瞬間、思わずステージ前へと駆け出してしまった。最前列では、ムクつけき男どもが一心不乱にヘドバンの嵐でアンの全身全霊パフォーマンスに応えている。ドラマーの力量不足や、すぐ速弾きに走る共にG.I.T.出身という2人のギタリストの空回りは少々気になったものの、決してノリを殺ぐほどではない。
後半には、ANN BOLEYN名義の復活ミニ・アルバムからのナンバー「Dead
And Gone」と「Revenge Is Sweet」がプレイされ、ラストには、HELLIONの'87年発表のミニ『POSTCARDS
FROM THE ASYLUM』にも収められていたJUDAS PRIESTのカヴァー「Exciter」が…! まさかこの曲が聴けるとは思わなかった!!とばかりに、オーディエンスのテンションはさらに増し、貴重なる来日ギグは盛況のうちに幕を閉じたのだった。約50分強──文字通り束の間の夢のようだったが、アンの…あの強力シャウトを生で味わえただけでも大満足だ。「We
hope to come back again,soon...ROCK YOU even more!!」──そうメッセージを残してくれたアンを信じて、再来日を期待したい!
(Yuzi Okumura)
[SET LIST]
1.SE:Mars〜Screams In The Night 2.Bad Attitude 3.Driving Hard 4.Run For
Your Life 5.Chris Kessler Guitar Solo〜Dead And Gone 6.Shit Is Going To
Hit The Fan 7.Revenge Is Sweet 8.Mike Gerrero Guitar Solo〜Exciter




'01.10.22 町田Play House
宣伝不足のせいか(ISEサイトでの宣伝は役に立ったのでしょうか…)、本当にお客さん少なかったです; Ann
Boleyn、HELLIONのファンは集まったお客さんの半分ぐらいで、他は前座のバンドのメンバー関係か。前座のバンド…ライヴハウス側がブッキングしたと思われるメタルではないのが2バンド出てました。私は全然見なかったのですけど。でも、お客さん少なかったのに、全力で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたバンドにひたすら感謝。嬉しかったです。
長いキャリアのAnn嬢はそれなりのお年を召していると思われるのに、とても可愛かったですよ。最初は、二代目Ann
Boleynか!?と思ったぐらい。'80年代のきついメイクのルックスよりも、さっぱりしてる感じで、若返った感じもしました。ステージ上のパフォーマンスもかっこよかったです。釘付けにされちゃいますね。ステージ後半には、ひらひらの上着をぬいで、黒の見せブラ姿になっちゃうしで、まだまだ若くて、元気です。その上、力強いVoも衰えていないです。私はこれまではHELLIONは、アルバム2,3枚しか聴いていなくて、大好き!とはいえなかったけど、今回のライヴ見て、Ann嬢を大好きになりました。
ライヴのオープニングはいきなり重要な曲"Screams
In The Night"…燃えないわけがないです。最新の3曲入りミニのAnn
Boleyn名義の新曲も挟みながら、ラストはJUDAS PRIESTのカヴァー"Exciter"でした。聴き飽きたぐらいに、聴き慣れた曲なのに、異常に興奮したのは、目の前でAnn嬢が歌っているからです。1時間程度のライヴでしたが、逆にだれることなく、とても楽しめました。ライヴ後も美味しいお酒が飲めました。 (純生)
