琉球マジック(2)
'99年10月3日、横浜の関内ホールに、元紫のドラマー(たまに歌う)のチビこと宮永英一のプロジェクトである琉球マジックのライヴに行ってきました。チャリティー・ライヴということは知っていたのですが、老人福祉チャリティーのイベントの中の最後にチビさんが出ることは会場に行って初めて知りました;
チビさんのライヴが始まるまでの2時間半は、なんと民謡とか演歌とか踊りとか;
それはもーご老人が好みそうな類のものばかりでして; 司会者はべたな営業ネタで、無理矢理笑わせてくれるし;
お客さんも若い人は(この日の場合、若い人の中に私も含まれます)あまりいませんでした;
これはもー、チビさんがヘヴィな曲をやったら、倒れられてしまうご老人もいるかもと、とても心配です。って、これはライヴ中のMCでチビさんが言ったことなのですが、琉球マジックとしての初めてのライヴもご老人の前でやって、その時も「ドラムの音を叩いて、もしかしたら…」と心配だったとか;
…そんなわけで、会場の人にお願いして、会場を抜け出して、横浜ユニオンに行ってしまいました;
和太鼓をドラム・セットのように組み(バス・ドラムは2つありましたが)、チビさんが琉球っぽい衣装で、立って和太鼓を叩きながら、マイクに向かって歌います。太鼓とVo以外の音はテープで流していました。楽曲は唯一のアルバム『琉球マジック』の曲が主体です。私が聴いたことない曲も1曲ありました。あとは再結成紫でもやっていて、近年ソロ名義のシングルとしてリリースされたバラード"Home"もやりました。
ドラム・ソロもしっかりとありました! それまではバス・ドラムを叩くことはなかったのですが、この時ばかりは椅子に座り、バス・ドラムも交えての凄まじいプレイでした。叩かれているのは和太鼓でしたが、ドラム・ソロ自体は、ZODIACなどでやっているドラム・ソロそのものです。この時に、ご老人のうち5人は天国に行きかけたという話です。プレイ中の拍手も凄かった。初めて見る人でも、唸らせてしまったのでしょう。何度聴いてもほれぼれするドラミングです。こんなにパワフルなドラマーが、こんな地味な活動をしているのは、非常にもったいないといつも思います。衣装もきているし、民族音楽も入っているし、沖縄のヴァイキング・メタル!とかして売り出せないでしょうか?(笑)
シンフォニックという表現には当てはまらないかもしれないけど、Keyやシンセはばりばり多用されていますし?
琉球マジックの音自体、プログレ雑誌EURO ROCK PRESSでは、「サイケデリック&トリップ・ミュージック」のジャンルでレビューされていて、非常に個性的で、前衛的でもあり、面白いと思うのです。もちろん万人向けではありませんけど。
アンコールの"ウチマード"は沖縄の踊れるような曲です。プレイ中にステージには5,6人の沖縄人らしい人たちが、ばらばらと上がって、阿波踊りみたいな踊りを踊っていました。約1時間のステージは、とても満足がいくものでした。そう、チビ・ファンの人が結構集まっていたようです。
翌日は東京のESPミュージカル・アカデミーの授業(?)の一環として、一般人にも開放してライヴを行ったようです。こちらは、生徒達とのメタルなジャムとかもあったのかな?とか想像していたのですが、基本的には琉球マジックとしてのライヴだったようです。(純生)