STRANGLING FROM WITHIN / PECCATUM
EMPERORのInsahnのプロジェクトの'99年リリースの1st。EMPERORとはうってかわって、シンフォニック・ブラックを基調にしているが、ゴシック・メタル的な何でもありの展開美な世界を構築している。全曲では聴けないもののInsahnの奥さんの声もステキだ。加えて、スレンダーな美人のようで…ちょっとドキドキ。ジャケットにも登場しているが、少女っぽくもあります。でも、凄く怖そう@
音の方に戻ります…展開が複雑なだけに、第一印象は、なんか変なことをやっているな…なんだけども、聴いていくごとに、音世界にはまっていきます。美しくて、ドラマティックで、かっこいいんです。King
Diamond的な男性Voもいい! (純生)
REMEMBRANCE / SILENT CRY
ブラジル出身の6人組ゴシック・メタル・バンドの'97年リリースのデモCD『TEARS
OF SERENITY』(未聴です)に続く、1stフルレンスです。男女Voを擁していて、Key入りで、ゆっくりと静かで叙情的な楽曲で、…と、まあ、ありがちなTHEATRE
OF TRAGEDYタイプではあります。Key奏者もおねいさんです。男性Voはデス声で、女性Voはソプラノ。ゴシック・メタルなんて、存在しそうもないブラジルという国出身にしては、やるなあといった感じ。ま、期待したいブラジルっぽいところは音的には皆無です。ほとんどノルウェーのバンドみたいですもん。Keyのメロディもしんみりさせてくれていいし、泣き泣きのギターのメロディもいい、そして女性Voのふわふわ感が一番ぐーかなあ。女性Voのせつない雰囲気がいい"Celestial
Tears"、ドラマティックなピアノの演奏に2人のVoに加えて普通男性Voも入ってくる"My
Last Pain"他、いい曲がめじろ押しです。森の中に膝を抱えて座り込んでいる女性…という構図のジャケットが素晴らしいです。この手の女性Vo入りゴシック・メタル・ファンには自信を持ってお薦めします。個性的ではないですけど。純生は、とても気に入っています。女性Voがほんといい!
(純生)
BEWARE THE HEAVENS / SINERGY
噂のキンちゃんことKimberly Gossを聴かずして女性ヴォーカルは語れないらしいので聴いてみました。体を目一杯使って声を張り上げていると思いきやそうでもなく、かといってゴシック系によくある美しい高音で魅了するわけでもなくてちょっと肩透かしを食いました。バックの音はIN
FLAMESとの違いを見つける事が出来ず、期待していたものと全然違ったというのが第一印象。しかし、聴き込むうちにささやくように優しく歌いながらも力強さを感じるキンちゃんの声にすっかり虜になり、お気に入りの一枚になってしまいました。特にタイトル曲の"Beware
The Heavens"を聴いているととても幸せな気分になってしまいます。うーん、キンちゃんおそるべし。
(Bitter)