FAR AWAY / WALTARI
フィンランドの変態暗黒メタル・バンドの'97年リリースの5th『SPACE AVENUE』からの3曲入りシングル。3曲ともアルバム収録曲で、私はアルバムも聴いているので、物欲が満たされた感じ。彼らのアルバムの中でも一番テクノ色が強いんだとか。確かに3曲ともテクノな音が大胆に使われてます。タイトル曲はとてもキャッチーで爽やかな歌メロ。気に入りました。"Look Out Tonite"は速いリズムの曲、妖しい民族音楽風の男性の歌が入ります。もう1曲のこの曲はMETALLICAの曲をチェロで演奏することで知られるAPOCALYPTICAが参加してます。http://www.scene.sci.fi/waltari/ (純生)
DEEP INSIDE / WITHOUT FACE
ハンガリーの男女Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'01年リリースの2nd。アメリカのDARK SYMPHONIESからです。初めて聴きます。ざくざくとした無骨なギター・リフなのですが、シンセも目立ってます。そして全体的にプログレっぽい部分なんかもあったりします。海外のサイトではプログレ・メタルなんてカテゴライズされていますしね。男性Voはデス声と普通声を歌い分けており(あるいは別人?)、そして何よりも素晴らしいのは女性Voの歌声。元気はないですが、のびがあり清楚な感じはトラッドを歌う女性Voのようで、ゴシック・メタル界のSandy
Dennyかと思ってしまいました。7曲入りですが、イントロと短いインストを除けば実質は5曲。どれもが名曲レベル。"Hymn To the Night"は中近東メロディ入り。CD-ROMコンテンツも入っていて、ビデオ・クリップが1曲あります。演奏中心のものなのですが、男性Voが目立っていて、肝心のおねいさんはちょっとしか写っていないのが不満です。なおバンドは3rdまでリリースして、つい先日女性Voが脱退してしまいました。非常に残念です。バンドは後任の女性Voを探してます。ま、私は聴いてない2枚を聴かなくてはー。 (純生)
DOWN WITH THE CROWN / ACID KING + WANTED
DEAD OR ALIVE / ALTAMONT
'97年にリリースされたストーナー2バンドのスプリットCD。ACID KINGはアメリカの女性Vo兼ギタリストがいるスラッジ・ドゥーム・バンドで、正直スラッジの意味が分からないのですが;
女性Voが力強くでもわりときれいな声で歌われているかな。バックの音はじりじりした感じで、ひたすら繰り返している感じ。習慣性から記憶に残ってしまうかもね。こういう音のライヴ久しく行ってないので、行ってきたくなってきた。ALTAMONTはMELVINSのドラマーがギターとヴォーカルを担当するバンドで、こちらもスラッジ・ドゥーム。で音的にもかなり似ているかも。こちらもはまりそう。13分もある曲もやっているし; (純生)
THE ME / NOMICON + NORTHODOX / SARNATH
フィンランドの変態ブラック・メタルNOMICONと同じくフィンランドのメロデス?SARNATHのスプリットCD。共にフル・アルバムも聴いているバンドです。ま、NOMICONは変なのでかなり好きなのですが、SARNATHはどうでもいいかも;というわけで、NOMICON目当てです。リリース年のクレジットがないのですが、バンド初期の頃じゃないのかなと勝手に想像したり。メンバー・チェンジがあったのか、それとも名前を変えているのか、中心人物のはずのCaesarのクレジットがありません。ちなみに彼は日本人の奥さんがいて、来日経験もあります。ライヴハウスに現れた時にサインを貰っちゃいましたよ。って、説明してもらえないと誰だか分からないですけど。で、ここに収録されているのは変態度が低いです。シンセも入ってないし。アバンギャルドなギター・リフやリズムだったり、曲展開はやはり普通ではないのですけど。ずばりいまいちです。こんなことからも初期の音源なのかと思います。SARNATHはSENTENCEDの『AMOK』みたいなサウンド…というDIKS
HEAVENのポップが気になっていて、他のお店で中古で買いました;
メロデスには違いないけど、『AMOK』ってことはなくて、がっかりした記憶があります。ま、アルバムもそのうち感想書きます。で、ここで聴けるサウンドは、メロディ度は低くて、かなりデス・メタルです。やっぱり初期の音源なのでしょう。つまらないです。 (純生)
GOTHIC COMPILATION PART XVI / V.A.
ドイツのゴシック専門雑誌らしい「GOTHIC」が作っているコンピ。日本のかノルウェーのかスウェーデンのか分からないけど、MANDYLIONが収録されているので買ってみました。MANDYLIONというバンドは3バンドいるのです。あとはジャケットのおねいさんがとてもきれいだったので。で、中身の方はゴシック・メタルよりもゴス/インダストリアルの方が多いです。しかも男性Vo多くて、萎えます;
各バンドのバイオの詳細が載ってないのも残念です。ZERAPHINE…ピアノのメロディが印象的なのりのりのゴシック。男性Voです。他で聴いたことある曲っぽい。ぱくり?
CEMETARYに似ているような。で、元DREADFUL SHADOWSのメンバーによるバンドみたい。こんなのりのりの曲はなかったようなー。ともかく凄く気に入ったので、メモっておきます。ESTAMPIE…女性Vo+フィドルの民族音楽系。もうちょっとかな。EWIGHEIM…は聴いたことあると思ったら、アルバム持っているんだよなー。男性Voのゴスです。MANDYLION…日本のわけがないはずで、ノルウェーかスウェーデンのかと思ったら、ゴスなんですよ。途中からキュートな女性Voが入ってきていいなと思うものの。スウェーデンのはデモを聴いてます。正しい女性Voゴシック・メタルです。ノルウェーのも音源をダウンロードしてきて聴いてみました…正しい女性Voゴシック・メタルです。つうことは4バンド目のMANDYLIONがいるわけ?
ということで、クレジットからリリース元のHIMMELPFORTENレーベルを一緒にキーワードにして検索してみると…出てきましたよ。おそらくはドイツのMANDYLIONです。フル・アルバムも2枚も出しているので、他3バンドよりも、活動が充実しているみたいです。BLOODLINE…は女性のメインのゴシック・メタル…これはアルバムも聴いてます。CIRRHA NIVAのビデオ・クリップも収録されてます。暗黒で美しい音で、インスト部分長くて、女声コーラスに男性Vo…ゴスでもゴシック・メタルでもない感じで、いまいちつかみ所がない音楽性ですが、面白いのは確か。映像も暗く美しい。他にはTIAMAT, APOPTYGMA BERZERK, NO COMMENT, IKON,
THIS VALE OF TEARS,CARNIVAL OF DREAMS,DAS
ICH, CASCADES, MIDNIGHT CONFIGUR, STAR INDUSTRY,
THE HOUSE OF USHERを収録。http://www.gothic-magazine.de http://www.mandylion-studio.de/ (純生)