THE HALLOWING / AUTUMN TEARS
アメリカの女性Vo擁する雰囲気ものゴシック・バンドの'07年リリースのアルバム。フルート、チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラなどの楽器でクラシカルで幻想的な音楽をバックに、極上のソプラノ女性Voが天空に舞い上がる感じで歌ってくれます。ドラムレス。女性Voは元RAIN FELL WITHINのLaurie嬢です。まあ、ELENDとかARCANAとか、そんな音楽性。ELENDほど怖い雰囲気はないし、ARCANAほど宗教っぽくはないです。そしてこれまでのアルバムとやっていることは同じかな。初めて聴くと衝撃的かもしれないけども、私はもう飽きたかな(笑)。ほんと同じだしな。名曲レベルが見つからないのも残念なところ。ジャケットも地味だなー。もったいない。(純生)
SILENCE OF INSANITY / THE SILENT AGONY
フランスのゴシック・メタル・バンドの'03年リリースの1st。暗くてだらだらしつつもアグレッシヴに疾走する激情的な面も持っている音楽性です。微妙にピコピコとしてデジタル音も聞こえてきます。ちょっとだけですけど。男性Voが普通声でメロディアスに歌ってます。力強く歌うところでは思わずデス声になってしまうようです。退廃的なところもあるので、今のKATATONIAみたいな雰囲気も無きにしも非ず。逆に分かりやすい美しいメロディとかはないんです。名曲レベルが見つからないのも残念なところ。 (純生)
SEVERE / VEHEMENCE REALIZED
イタリアのレーベルから'99年にリリースされた、ゴシック/ダーク・ウェイヴ・バンドのアルバム。ダーク・アンビエントっぽくもあるけども、男性Vo入りでちゃんと曲になっているし、エレクトリック・ゴシックほどピコピコしてキャッチーなわけでもない。このだらだらした遅く暗い感じはダーク・ウェイヴとしておくのが美男なのかな。重くはなく、混沌とした雰囲気。曲の半分ぐらいではトロンボーン?が大胆に使われていて、ノルウェーのアヴァンギャルド・ゴシックBEYOND
DOWNみたいな感じもします。聴いていて、和む感じもするけども、ゴシック・メタルには近いようで、遠い音楽性。(純生)