ARCANA / EDENBRIDGE
オーストリアの女性Vo擁するシンフォニック・メタル・バンドの'01年リリースの2nd。ゴシック・メタルとはしにくいので、その分思い入れも入らずに、見つけたら適当に聴いております。おねいさんがゴシック・メタルで歌ってもよさそうな、可愛らしい歌い方ですが、メロスピのように疾走しちゃってはだめです。そして音楽性はあくまでも爽やかです。暗さはまるでありません。ギターもピロピロ弾いちゃっていますし。そのおねいさん、1st聴いたときのVoの淡々さがなくなっていて、ずいぶん上手くなったなあと思います。メタルとしてのかっこよさがある"Fly On A Rainbow Dream"あたりが気に入った曲。聴くのは3枚目ぐらいですが、アルバムごとのカラーとかはまるで分かりませんけど。ドイツ盤のデジパック仕様で、ボーナス・トラック"Velvet Eyes of Dawn"がアルバムの真ん中に配置されてますが、この曲が収録されてない場合は、他の曲がおまけで入っているそうな。お楽しみのブックレットでのおねいさんの写真は、かなり出来が悪くてがっかり。こんなもんじゃないだろうに…。(純生)
VOW WOW III / VOW WOW
日本のヘヴィ・メタル・バンドの'86年リリースの3rd。リリース当時にも聴いていたりしますが、中古で拾ってきたので久しぶりに聴きます。楽曲がいいし、人見元基の日本人離れしたVoが凄いしで、懐かしさと新鮮さを同居させながら、聴いておりますよ。近年はゴシック・メタル耳ですから、なおさらかもしれませんが。シンセのリフがまた清涼感あっていいのですよね。オープニングからの2曲"Go Insane", "Shot In The Dark"がもう普通に名曲レベル。"Shock Waves"はしっとりと歌い上げてくれるヘヴィ・バラード。英語詩で、ここまで表情豊かに歌唱を操れるって凄いです。"Doncha Wanna Cum(Hanger 15)"はアグレッシヴな曲。昔は大好きでした。"Nightless City"は夜のヒット・スタジオに出演したときに演奏した曲を記憶しています。もちろん名曲。他の曲も捨て曲なしという感じ。心の名盤です。(純生)