神鬼
 '04年7月31日に行われたBOW WOW, VOW VOWのギタリスト山本恭司がメインとなるジャパメタのイベントです。東京、大阪などでこれまでにも何度かやっているのですが、今年1月の大阪に続いて、も出演するということで、行ってきました。
 東京は2日間で、紫は2日目だけだったので、私も2日目だけのつもりでした。ところが、土壇場になって、CONDITION GREENのギタリスト、シンキ(今は神鬼と名乗っている)が1日目に出演することが決まったので、両日とも行くことになりました。まあ、シンキはちょっとだけでしょうけども、動いているところは見たことないので、それにCONDITION GREENの曲をやってくれたらいいなーという願いを込めて。
 ちょっと遅れて開場入りすると、既にオープニングのGARGOYLEが始まってました。大物なのにオープニングなんですね。お客さんの入りはほどほど。適当にどこでも見られそう。壁に寄りかかりつつ、お酒呑みながら見ることにする。で、このバンドは見るのは2回目。衣装は派手。MCもさすがに流暢。客ののせ方も上手い。音もリズム隊を中心に凄くヘヴィ。でも、普通のメタルじゃないノリなんですよね。個性はあるのでしょうけど、趣味じゃないです。
 外道…昔に活動していたバンドですよね; 再結成しているんですね。初めて聴きます。GARGOYLEに比べると、いい意味で古くさいハード・ロックなので、なんか安心します。3人編成で、GとBが歌い分けあってました? Gがかなり弾きまくりなのもびっくり。もっと'70年代っぽい、だらだらした感じなのかと思ってたのですが、全然そんなことなかった。
 SIXRIDE …メンバー全員が赤色のつなぎを着てます。ファンの女の子も同じ格好で応援です。遅くてヘヴィな曲主体です。LOUDNESSが山田を迎えて遅くなった時の違和感…とまではいかないけども、何に例えればいいのでしょうか。正直、初めて聴く限りでは、のりづらいし、覚えづらい。まあ趣味じゃないと言えばそれまでですけど。バラード曲は普通にメタルっぽくて良かったです。
 RAJAS…女性Vo擁するジャパメタですね。これまた再結成しているのですね。サウンドはジャパメタの王道スタイルでしょうか。分かりやすい曲ばっかり。個性的ではないですが。いや、Voのおねいさんの見た目が個性か…。Bもおねいさんで、華奢でとても可愛いのです(萌)。一方、Voのおねいさんは、大迫力; 当時からそうだったのでしょうか; 見た目以上に、声量も出てましたけども。あの体型だからこそなせる声量なのでしょうか。ラジオでエア・チェックして聴いたことあったので、なんとなく知っている曲もありましたよ。
 NOVELA …大ベテランのプログレ・バンドですよね。私は初めて見るし、聴くのも初めて。Voはハイトーンですが、ちょっと辛い感じ。プログレといっても、Keyの派手さはなかったし、かちっとしてもいなかった。うーん。
 ラストは山本恭司 H.R.S. SPECIAL BAND…山本恭司以外のメンバーは、特に私の興味にひっかかる人はいません。山本恭司も初めて見るけど、Gは流石に余裕で、いい音を出してます。曲はカヴァーばっかり。THE BEATLES"Helter Skelter"…VOW WOWでもやりましたね。THE KINKSの…というかVAN HALEN"You Really Got Me"。驚いたのはPRINCE"Purple Rain"。渋いですねー。PRINCEのオリジナル聴きたくなった。その後にやっとゲストの神鬼が登場。会場の反応はいまいち…まあ仕方ないです。私は若い頃の画像・写真しか知らないので、かなり老けてしまった感じ。とても小さい人です。だから、CONDITION GREENで3段タワーとか、出来たのでしょうね。もちろんこの日はやるわけなかったけど; でも、歯でギター弾いたり、頭の後ろにGもっていって弾いたり。山本恭司と一緒のフレーズを弾く部分では、ちょっとひやひやしたけど、それなりにちゃんと弾けてました。腕は衰えてないみたい。で、神鬼は2曲のみ、それも"Train Kept Rollin'"とか、ロックのスタンダードだけ。ちょっとだけでもいいのでCONDITION GREENの"Akiyuma"とか聴きたかったなあ。
まあ、それでも動いている神鬼見れて満足ですけど。
 その後は出演者全員が出てきて、Voは変わりばんこに歌うHARD ROCK SUMMITT版"We Are The World"みたいな曲でしめでした。 (純生)